病気に関する検査は病院で受けられます

遺伝子検査を行う病院

 

病気に関係すると思われる遺伝子検査は専門の病院で行います。

 

遺伝子検査を受けることで疾病のリスクを予想したり、その遺伝子の解析をすることで早期治療につながるようなものが専門の病院で行われています。

 

勿論、民間でも検査を受けることが出来ますが、専門医の判断を受けたり、その後の対応を相談するようなことは専門医でないとできません。

 

親から子への遺伝とは

親子の遺伝

人間を含め生物は、父親と母親が持つ遺伝子をどちらかから1組ずつもらって遺伝子が形成されます。

 

両親から獲得した遺伝子の中で、一方の遺伝子が相手方の遺伝子よりも表現上その特徴が出やすいものであれば、それは優性遺伝子ということが出来ます。

 

逆に、特徴が表れにくいものは劣性遺伝子です。例えば、黒い眼と青い目の両親が結婚して生まれた子供が黒い目であれば、黒い目に関係した遺伝子が優性遺伝子ということです。

 

ただ、性質的に優れているという意味では全くありません。遺伝子として活用されやすいということにすぎません。

 

遺伝子の変異で病気のリスクを知る

黒い目になるための遺伝子は優性ですので黒い目を作るということで重要な役割があるのですが、もしその遺伝子に変異点があったり遺伝子が正常でない場合は、劣性の青い目が出来るのではなく黒い目に何らかの障害がおこります。

 

通常、ガン遺伝子は正常な状態ではその働きが抑えられているケースが多いのですが、一方、その抑えをするための遺伝子が変異などで働かなくなっている場合は、ガンの発症リスクが高まるのです。そのリスクは男性も女性も区別なくあります。

 

遺伝子検査の一つの目的としては、

遺伝子検査

  • 遺伝病の原因を症状だけでなく遺伝子からも確認する
  • 症状がまだでなくても将来のリスクとして調べる
  • 自分の子供に自分の病気が遺伝していないかを調べる

などといった目的で検査することになります。

ここに一例のみ記載しましたが、現在までに病気との関係が明確に示されている様々な遺伝子が解析され、いくつかの専門病院でその検査を受けることが出来ます。

 

病気との因果関係がはっきりしているわけですから測定することで病気のリスクが評価できますし、将来の予測ができそれに向けての対応もできることがあります。

 

遺伝子検査ができる病院を探す方法

遺伝子検査ができる病院を探す場合はインターネットを活用すると簡単にわかります。お住まいの近くで一番利用しやすい病院を探してください。

 

http://hbocnet.com/page08.html

全国の遺伝性の乳がん、卵巣がんなど遺伝カウンセリングが受けられる機関の一覧は以下で調べることが出来ます。

 

http://byoinnavi.jp/t17

こちらには、全国の遺伝子検査が受けられる病院などの施設の一覧が記載されています。

 

例えば、慶應義塾大学病院 臨床遺伝学センター外来では、

  • 先天性疾患
  • 出生前診断
  • 遺伝性腫瘍
  • 皮膚疾患
  • 内科疾患
  • 耳鼻科疾患

などの専門外来があるということがわかります。

 

まずはご自分で遺伝子検査全体のことを良く理解いただいたうえで、自分の気になっていることは何か、どのようなことを知りたいかを考えて最寄りの専門外来で相談されるのがいいでしょう。

 

このような専門外来をもつ病院を利用することのメリットとしては、まだ、般的には十分理解されていない遺伝子検査に関することを専門の立場で詳しく教えてくれることです。

 

例えば、自分の病気が子どもに遺伝してしまうかもしれないというような不安をお持ちの方や、遺伝病に関わるいろいろな悩みや不安についての相談など、臨床遺伝学分野の専門スタッフが丁寧に説明をしてくれます。